排出事業者向け電マニ管理システム 今年3月に提供開始

 廃棄物処分業を営むシゲン(横浜市、加藤泰弘社長、Tel045-226-2030)は3月、排出事業者向け廃棄物一元管理システム「シゲンクラウド」の提供を開始する。産廃、特別管理産業廃棄物、建設廃棄物の電子マニフェストへの対応が可能なうえに、金属スクラップなどの有価売却物、事業系一般廃棄物等の管理も行うことができ、ブラウザー上で運用するシステムとなっている。

 同システムは、幅広い事業に関わる同社のノウハウを活用しているため、排出事業者が実際に利用するなかで必要な機能を搭載。利便性と有用性を追求しながら運用しやすさを重視した設計を行っており、入力が必要な箇所を別の色で表示するなど、パソコンの利用に慣れていない担当者でも直観的に入力できるようになっている。

 シゲンクラウドに入力した情報はJWNETに反映されるため、処理委託先らの入力に影響を与えず、自社のみの導入で機能が完結する。契約書や許可証などを処理業者ごとに情報管理ができる。

 複数の事業所で導入することで、各所で入力されたデータを管理者が確認できるため、排出物の処理委託先ごとや、排出物の種類ごとの数量集計などにも役立てることが可能。

 グループ全体での排出事業者責任の徹底に貢献できるシステムとなっており、展示会で紹介した際には排出事業者から好感触だったという。

週刊 循環経済新聞 2020年1月27日(月)